今回、“台風の目”となる可能性もある政治政党「参政党」のナンバーワン著名人候補といえば
中部大学元特任教授で工学博士の武田邦彦氏(79)

80歳を目前に、政治の舞台に挑むことになった理由を聞くと
「日本の4人家族、定期雇用の人の世帯年収は1990年が460万円、2020年も460万円と変わっていない。
米国に3倍の差をつけられた。このままやってればどうなるのか。それじゃいけないと思った」と明かした。

「電機、電子産業と日本の企業がダメになって衰えているのなら仕方ないけど、政治が企業をダメにしている。
今は自動車産業がダメになりつつある。どうしても日本のトヨタ、ホンダに勝てないから、欧米と中国が組んで電気自動車に変えようとした。
それが、グレタ・トゥンベリさんの国連での演説。国連総会での演説のカネは中国が出してる。
そして、日本の国内にも獅子身中の虫がいる。例えば、小池(百合子)都知事ですよ。
『30年に東京には電気自動車しか走らせない』と言っている。政治家や官僚が欧米からカネをもらって、日本の力をなくしている」

武田氏は、このような政策が続けば自動車関連の企業が衰退。周辺産業も含め200万人の失業が発生すると指摘し、
「もっと恐ろしいのは、日本に産業がなくなり、今から30年後、われわれの孫は中国のコンビニに出稼ぎに行くことになる。
われわれがサボったら孫がひどいことになる」と警鐘を鳴らした。

出馬に際しては「ホンマでっか!?TV」を降板。企業の顧問や外部取締役も「クビになった」。
参院選の比例代表での出馬にかかる供託金600万円にも「600万払って、全部仕事を失わないと立候補できない。金持ちしか出られない。それが日本の政治をダメにした」

「とにかくやるだけやるという気持ち。初めての政党だし、そううまくいくかは分からないが、政治的に正しいと思うことを国民がやっていかないといけないのではないか。
“日本の孫”たちが悲惨な目に遭わないように頑張らなきゃいけない。それがじいさんの役目」