地元紙より

同じく家族説明会に出席した国交省の坂巻健太現地対策本部長は、観光船の運航会社が加入している保険会社と弁護士が東京で2日にも打ち合わせをすることなどを明らかにしました。

 坂巻本部長は、家族説明会には20人ほどが出席し、家族への諸費用の補償について、近々説明会を開く方向だとの説明があったということです。

 坂巻本部長によると、観光船「KAZU1(カズワン)」を所有する知床遊覧船の桂田精一社長は、「乗客1人につき上限1億円の対人賠償保険に入っているようだ」と話しています。

 行方不明の人たちの捜索は5月1日、北海道警の水中カメラが加わり、水中カメラ3台が投入され、また関係機関の船舶や地元観光船も海上から捜索を続けています。

 海保によりますと、4月30日には、海自が3回、海保が1回の計4回水中カメラでの捜索を行い、船体の後方の姿をとらえたほか、船体後部のドアが開いている状態だったことなどを確認したということです。

 残る12人の捜索が続けられています。