アミューズの元取締役がいい事言ってる


BTS“日本進撃”を支えたプロデューサー、齋藤英介が語る「K-POP世界ヒットの裏側」【連載】アジアのエンタメを世界に広げる方法(1)|FINDERS

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彼らの日本デビュー、そして後の展開に大きく貢献したある日本人プロデューサーが存在することはあまり知られていない。

その人物とは、かつて大手芸能事務所のアミューズで勤務し、サザンオールスターズや浜田麻里などを手掛けた経験もある齋藤英介氏だ。

本稿では同氏に「BTS日本進出の裏側」を語っていただくと同時に、「K-POPが世界で最初にヒットした外国=日本」におけるビジネスモデルの考え方についても披露していただいた。それはすなわち、日本のアーティストによる海外進出の参考にもなる知見であるとも言えるだろう。

聞き手:米田智彦・神保勇揮 文・構成:神保勇揮

K-POP世界流行の礎を作った、1990年代の歴史的大転換

今回はまず、韓国ポップス史、つまり「K-POPがいかに世界を席巻したのか」という歴史を読者の皆さんにもぜひ知っていただきたいと思います。それはBTSが素晴らしいグループであることと同時に、「韓国エンタメ業界のビジネスモデルがいかに優れているか」というポイントを抑えることが重要だからです。

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「極論を言えば日本の芸能界は40年間何も変わっていないんです。」

日本の音楽業界に足りないもの

日本の音楽業界はある種の権威主義に陥ってしまっていると僕は強く感じています。

こうした状況を変えない限り、日本の音楽業界は韓国に勝てないと思います。


齋藤英介

富仕徳投資公司 副総経理

ビクター音楽産業株式会社(現ビクターエンターティメント)洋楽部を経て、邦楽宣伝部に配属。サザンオールスターズ・高橋真梨子・阿川泰子・浜田麻里など多くのアーティストを手掛ける。EZOの全米デビューや、TBS番組『イカスバンド天国』、文化放送「Miss DJ」、フジテレビ『オールナイトフジ』ほか多くの企画も手掛け、宣伝部次長・経営企画・タイシタレーベル(サザンレーベル)・CMタイアップセクションなどを歴任。 1991年、株式会社アミューズ取締役国際部長に就任。