キーウ州のハチ公、1カ月待つ ロシア軍が飼い主女性殺害―ウクライナ

ロシア軍が撤退したウクライナ北部キーウ(キエフ)州マカリウで3月中旬、女性が性暴力を受けた上、殺害された。
この女性が飼っていたのは秋田犬で、悲劇から約1カ月たつ今も玄関であるじの帰りを待っている。
ヘラシチェンコ内相顧問が10日、ソーシャルメディアで明らかにした。現地では、東京・渋谷駅で飼い主の帰りを待ち続けた
忠犬ハチ公になぞらえて受け止められている。

ボランティアが犬の保護を試みているものの、連れて行かれるのを嫌がっている。
餌を与えるなどのサポートしかできず、新しい飼い主を探している。犬の名前はリニ。
地元メディアで「マカリウのハチ公」と呼ばれている。
 飼い主の女性は、夫が新型コロナウイルス感染が原因で死去し、リニと暮らしていた。
ロシア軍の侵攻・占領が続く中、避難を決意し、友人を待っていたところ、
ロシア南部チェチェン共和国出身の兵士が自宅に押し入った。隣家に連れ去られ、犠牲になったという。
https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/202204/20220411at10S_p.jpg
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022041100246&;g=int
https://video.twimg.com/ext_tw_video/1513700194734739459/pu/vid/720x720/8CQixJceDsFA4Qsd.mp4