米司法当局は7日、麻薬や武器を不法に売買しようとした疑いで、日本の「ヤクザ」の幹部ら4人を逮捕したと発表した。
米麻薬取締局(DEA)の覆面捜査員との間で、地対空ミサイルなどの武器を購入し、その見返りに覚醒剤やヘロインなどの麻薬を渡すと約束した疑いがある。
容疑者側は、武器をミャンマーの反政府集団に送るとしていたという。
ニューヨーク州の連邦検察官によると、日本国籍で「ヤクザ」幹部のエビサワ・タケシ容疑者は4日にニューヨークで逮捕され、拘束されている。他にもタイ国籍の容疑者らを逮捕し、拘束しているという。
DEA幹部は発表にあたって「ヤクザのような国際的な犯罪集団は、全ての人々の安全を脅かす」と述べた。
裁判所に提出された資料などによると、エビサワ容疑者は2019年6月ごろ、東京でDEAの情報源の人物と会った。
その際、エビサワ容疑者は「ミャンマー政府と戦っている反政府集団が武器を求めており、見返りに麻薬を提供できる」という趣旨の話をしたという。
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