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岐阜市に住む18歳の女子高校生。顔や体に“コブ”のようなものができる原因不明の病気と闘っています。悩んだ時期もありましたが、かわいらしい服も着てみたいなど、前向きに生きられるようにと、脂肪腫の除去を決断。
手術後は、来春の大学進学を目指し、新しい人生の一歩を踏み出そうとしていました。
岐阜市に住む高校生・石田まやさん(仮名・18)。
原因不明の運動障害で、10歳から車椅子生活を送っています。
その運動障害とは別に、まやさんを悩ませているものがあります。それは「良性対称性脂肪腫症」。
「なんで二重にも、不幸が私にばっかり重なるんだろう。車椅子と脂肪腫症と重なって、なんでこんなに普通の人と違うんだと」(石田まやさん)
背中を見せてもらうと、やせた腰の上に、大きな脂肪のかたまりがありました。
顎にもありましたが、おととし、手術で除去。今も、その傷痕が残ります。
国内では、今まで100例ほどしか報告されていないという「良性対称性脂肪腫症」について、まやさんの主治医・加藤医師はー。
「左右対称性に、首から始まりまして、腕やら肩やら背中に脂肪が沈着する病気。原因はまだ明らかになっていないんですが、遺伝子異常が有力だ言われています。なにせ、よくわかっていない病気なんですが、(まやさんは)症状が早く出た一つの症例だろう」(岐阜大学医学部付属病院 形成外科 加藤久和 診療科長)
痛みはないといいますが、思春期の女の子にとって、見た目に大きく関わる症状は悩みの種。「なんで生まれてきたんだろう」などと、ひどく落ち込む日もあったといいます。
脂肪腫の原因がわからない以上、手術で取ったとしても再発する可能性も。
それでも、まやさんはこの春、手術を決断。
「自分に脂肪腫がついてるというネガティブな気持ちと闘っているけど、ちょっとでもプラスにするために手術しかない」(まやさん)
おしゃれが好きな18歳。本当は洋服も自由に選びたい。
「今までは(こういう服を)着たことなかったので、すごい夢だなって。背中の(脂肪腫)があるので、あまりピチッとしたのは着られなくて。ポジティブに生きられるようになるというか、好きな服を着て、友だちと遊んで、勉強もして、楽しいキャンパスライフを送りたい」(まやさん)
手術後、傷痕が落ち着いたら受験勉強を始め、来年の春の大学進学を目指しています。