【欧州・海外サッカー ニュース】モハメド・ラシードが「戦争反対」についての意見を語る。

パレスチナ人選手であるモハメド・ラシードは、インドネシアで行われたペルシブ・バンドンの試合で「戦争反対」の横断幕の後ろに立たなかったことについて、正義の問題であると語った。

ラシードは、今月初めに行われた試合の前に、現在進行中のウクライナ・ロシア危機に抗議するスローガンを掲げてチームメイトと一緒に立つことを拒否し、話題となった。

しかし今、彼は、このようなジェスチャーがどの紛争に抗議するかを選別していることへの不満から、ジェスチャーを拒否する決定を下したことを明らかにし、イスラエル・パレスチナ紛争での自身の経験を挙げて『GOAL』で以下のように説明した。

「公平性がないので、立ちたくなかった。もちろん、ウクライナで起きている戦争は支持しない。ロシアも支持しないし、このようなことも支持しない。私はあらゆる戦争に反対だし、あらゆる暴力に反対だ。しかし、Stop Warの旗の後ろに立つことは、パレスチナで長年にわたって起こっているすべての戦争について同じことをしようとしたとき、FIFAは、それはできない、違法だ、FIFAの規則に反する、それはサッカーと政治を混ぜ合わせることだと言った」

「僕らがイスラム教徒として、アラブ人として生きていることに価値がない、重要でないと思っているのなら、それは彼らの問題です。パレスチナでの戦争、シリア、レバノン、イエメン、イラクでの戦争が起こったとき、なぜ僕らは、僕らが望むものに賛同できないのだろうか。理由もなく死んでいくのは、すべて罪のない人間なんだ」

「つまり、正義と公平の問題でしかない。サッカーと政治を混ぜないルールだと言っていたのに、ヨーロッパのある国で起きたことで、サッカーと政治を混ぜてもいいということになった。誠実さもなければ、公平さもない」

ソース/GOAL
https://www.goal.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/rashid-russia/blt26cdf1852df00f19