70年代以降のアイドルはいかにセックスをオブラートに包んで想像させるか?という芸術だったのだが
おニャン子クラブは少女たちにいきなりエッチしたいとか友達より先にしたいとか言わせたのが革命

今では想像つかないがそれ以前は少女に性欲などあってはいけないものだとされていた
アイドルが性を連想させる歌を歌っていても本人は意味を分かっていないというテイだった
おニャン子クラブで初めて女の子だって性に興味あるししたいと思ってるんだよという表現が生まれた
性への興味や欲望において少年と少女が平等になり少女たちは解放された

自由になった少女たちは世の中を牽引し始める
ギャル文化が生まれ女の子の青春の舞台は学校生活からストリートへ移動した
それ以前は少女が化粧をするのは「非行」とされていたのが自己表現のための「メーク」になった
一方で少女の価値が商業化されていく

こうした時代の変化はおニャン子クラブが存在しなくても起きていただろうが
おニャン子クラブが「時代を変えるぞ」という狼煙になったことは否定できない