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タグチメソッドからどんな結果が生まれるか

0001名も無きマテリアルさん
垢版 |
2010/10/10(日) 21:55:46
いくつもあった <2ch> タグチ関連スレ。その不滅の価値は
素朴な疑問をまじめに正面から議論できたこと。それが kamome 事故で壊滅の危機。

品質工学やタグチメソッドをぐぐって出てくるサイトの絶対多数は親タグチ。
その中で、反タグチも排除せず、厳正中立だったのが <2ch> タグチ関連スレ。

ライブスレとしての復旧が遅れており、当面の自由な情報交換のため、
タグチの重要拠点である材料・物性分野にこの暫定スレを立て、しばらくは、
そのほかの範囲も視野に入れて柔軟に対応。親タグチも、反タグチも、マターリと。
0076(68=) 69=70=72
垢版 |
2010/11/03(水) 12:36:54
書き込み >>62 - 66 >>68 - 72 を読み返してウザい 「私」 に呆然、
考え込んでいましたが、これまでのしめくくりを書いておきます。

多くの技術・学問で数式は対象の状態・構造を描写するのに使われます。
したがって、数式を使うときには、描写の道具として、対象の状態・構造を
どう表現しているか?を具体的に詳細に説明することが必要です。

これに対して ((!)) 、タグチでは、DrT. の書物・論説の中に、かならず、
数式 (らしいもの) が書かれていますが、前後・周囲の文章を読んでも、
対象の状態・構造をどう表現しているか?の具体的な詳細な説明はなく、
ただ、その対象を議論する必要性だけがいろいろ述べられています。

タグチの文章は技術・経営・思想を叙述しますが、数式とは別のものです。
文章だけを読んでわかったらしい気になり、数式の意味は不明のまま。
対象の状態・構造を数式で理解したい 「私」 は耐えられません。
この愚劣が、数十年間、まかりとおってきているのはタグチだけですね。

.                            (続く)
0077(68=) 69=70=72
垢版 |
2010/11/03(水) 12:52:35
(続き)

ただ、タグチの文章と数式とから、対象の状態・構造を数式で理解しようと
すると、大変な努力が必要。それ以前に、実は、数式の整理が必要です。

Kazz さんは、QESの中では、最もまともな、しかも、有能な人であり、
数式の理解にも堪能な人ではあります。しかし、彼でさえも、タグチの数式の
理解の点ではかなり大きな限界があります − 決して、彼だけではなく、
いわゆる数理統計学の専門家でも、その限界は似たり寄ったりです。

その結果、数式よりも表面的にはわかりやすく見えるタグチの文章(=哲学)
すなわち、技術・経営・思想の叙述にのめり込んでしまいます。
しかし、タグチ哲学が有難そうに見えても、また、極端な表現が面白そうに
見えても、内容は、タグチであろうとなかろうと、当然なことばかり。

だからこそ、誰もがわかったらしい気になり、こんなまともな考え方がなせ
広まらないか?と奮起・躍起、タグチ、タグチの大合唱 \呆/ ((!)) 。
海舟座談の 「おさんどんがお家の大事と掬文子をかついで走り出す」 のと
まったく同じ。戦略とかは無謀、国際規格などとは日本の恥 ((!)) ですね。

.                  (あと1−2日おいて、続く)
0078(68=) 69=70=72
垢版 |
2010/11/04(木) 12:24:48
(続き)

困ったことに、タグチを誰もがわかったらしい気になる原因には、手法が
企業の利益に直結している、という 「大」 誤解があります。

タグチが語るタグチの考え方(=タグチ哲学)には、ほとんどまったく
当然に、企業の採算の議論が出てきますが、それはタグチであろうと
なかろうと、当然なことばかり。ただし、数式をかならずくっつけて、
いかにももっともらしく有難そうに見せかけるのがタグチの手口。

その数式が対象の状態・構造をどれだけ正確にとらえているかを地道に
吟味する努力は、むしろ、意図的に、常に背後に押しやられています。
経文に出てくる陀羅尼と一緒。まじめに勉強する気は誰も無い。それを
日本工業規格とか、国家規格とはそんないい加減なものでしょうか?

数式はおいてきぼり、床屋の政談だけがおおはやり、この風潮に流されて、
いい若い者まで、何人も、手垢の付いた戦陣訓をひねくって悦に入る。
若いころタグチを学んでわからず今もなお胃もたれしている高齢の社会的な
有力者 − 一流企業の経営者 − が、それをおだてて、悦に入る。

.                            (続く)
0079(68=) 69=70=72
垢版 |
2010/11/04(木) 12:27:30
(続き)

タグチの数式で最も重要なのは、多変数関数(複数個の独立変数を含む)を
一般平均、主効果、および交互作用の和として表わす応答分解の式です。

.  ある一つの多変数関数( 独立変数1、 独立変数2、 ・・・ )

. ≡ 一般平均 + 独立変数1 の主効果 + 独立変数2 の主効果
.  + ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ + 各種の交互作用

この式の説明が厄介なために、いろいろな混乱が起こってきます。

実は、この式は、数理統計学の意味での、確率的な変動を含む式ではなく、
もっと単純な、確定的な変数だけを含む、完全に代数的な恒等式です。

タグチのパラメータ設計はこの式を 「応答」 にあてはめます。それだけ
ではなく、さらに、応答のばらつき 「変動」 にもあてはめます。

なお、どちらについても、各種の交互作用は、常に、0と勝手に仮定します。
そう仮定すると、分解の式は一般平均と主効果とだけで表わされ、計算は
いちじるしく簡単になります。これがタグチのセールス・ポイントです。

簡単にはなりますが、各種の交互作用を=0と勝手に仮定していますから、
計算結果は事実と一致しないかも。したがって、一致するかどうか、
そこは 「確認実験」 で確かめて、当たれば儲けもの、という考えです。

.                            (続く)
0080(68=) 69=70=72
垢版 |
2010/11/04(木) 12:33:18
(続き)

応答分解の式 >>79 の説明には、数理統計学の専門家の間でも、いろいろの
考え方があります。古典・田口実験計画法の勉強を何年間も続けて 「私」 は
>>32 (1) の理解に到達し、やっと納得し、本格的な勉強に入りました。
実は、それよりもはるか以前に日本の代表的な専門家がアメリカ統計学会誌に
掲載されている論文と基本の部分の考えが同じとは、あとで知りました。
増山先生の追悼集会で、やはり、同じく日本の代表的な専門家のお一人が
アメリカ統計学会誌のその論文をかわった考え方と紹介されていました。
タグチでなければ数理統計学、この2つの流れの対立がよく話題になりますが、
数理統計学も一枚岩ではなく、将来的には、歴史の整理が必要と思います。

タグチが使う数理の大部分は数理統計学の数理ではありません。使っているのは、
数理統計学のうちでも、代数学的または解析学的な部分です。
DrT.も言っていますが、統計学的または確率論的な部分はほとんど使いません。

タグチが古典実験計画法の実用化を目的として始まり、今も、タグチについては、
タグチ専門家のほかには、数理統計学の専門家からの発言が多いのですが、
タグチの本質を真正面から単純率直に見つめ正確に把握するためには、非統計的・
代数学的・解析学的な面も積極的に考えに取り入れて頂きたいと思います。

.                            (続く)
0081(68=) 69=70=72
垢版 |
2010/11/04(木) 12:37:26
(続き)

海外各国の数理統計学の専門家も、統計学的または確率論的な数理からタグチを
解釈、代数学的または解析学的な数理から解釈する姿勢は希薄です。

タグチでなければ数理統計学というのではなく、むしろ、タグチでなければ
代数学または解析学という対立をまじめに考える必要があります。

タグチの文章(=哲学)すなわち、技術・経営・思想とタグチの数式との間の距離を
正確に認識し、床屋の政談で膨張した錯覚・思い違い・思い込みを振り払い、
タグチの数式で DrT. が主張しようとした事実を、代数学または解析学の真実の
数式として、正確・精密に描写する、その作業にタグチ関係者は全力をそそぐ、その
必要があります。結果として、タグチにそれほど実質的な内容がなく、食わせ物、と
わかる場合も多いかもしれませんが、それは認めるほかないでしょう。

数理統計学とは関係なく、代数学的または解析学的な初等数理から、タグチの数理を見直し、
真正面から単純率直に見つめ、タグチの神秘性を根元から排除する必要があります。

理解を 「わかりやすく」 と主張すると 「わかりやすい症候群」 とからかわれ、
数式はおいてきぼり、床屋の政談・素人哲学だけがおおはやり、この風潮は放置できません。

戦略などと愚劣な言い逃がれはあまりにも大きな損失を社会・企業・個人に与えます。
タグチ幻想商法は、数十年間を費やして、終わりの時を迎えたのです。

.                  (あと1−2日おいて、続く)
0082(68=) 69=70=72
垢版 |
2010/11/04(木) 20:43:31
>>77 の最終段落、海舟座談の引用部分の正確な原文はつぎのとおりです。

巌本善治(編)(1930)(1937, 増補): 海舟座談.,岩波書店,東京.
明治三十一年十一月六日、66頁、第2段落、 「此間も(このあいだも) ・・・

内(うち)の権助(ごんすけ)が、飯(めし)もたかないで、
勝家(かつけ)の一大事だと言って、騒(さわ)ぎ廻(まわ)って、
其上(そのうえ)、スリコギを振り廻して(ふりまわして)、
お三(おさん)と喧嘩などをやらかすと困るよ。飯をたく事はよくたいて、
其上の心配は、忠実に、心の中で仕て居れば、いゝ(いい)ではないか。」

>>77 最終段落の引用は不正確な記憶によるもので訂正させてください。
0083(68=) 69=70=72
垢版 |
2010/11/05(金) 21:48:25
>>77 の最終段落、海舟座談の引用部分の正確な原文はつぎのとおりです。
すでに >>82 で掲示しましたが、引用誤まりがあり、訂正して再掲します。

巌本善治(編)(1930)(1937, 増補): 海舟座談.,(岩波文庫),岩波書店,東京.
明治三十一年十一月六日、66頁、第2段落、 「此間も(このあいだも) ・・・

内(うち)の権助(ごんすけ)が、飯(めし)もたかないで、
勝家(かつけ)の一大事だと言って、騒(さわ)ぎ廻(まわ)って、
其上(そのうえ)、スリコギを振り廻して(ふりまわして)、
お三(おさん)と喧嘩などをやらかすと困るよ。
飯をたく事は善(よ)くたいて、其上の心配は、忠実に、
心の中で仕(し)て居れば、いゝ(いい)ではないか。 」
0084(68=) 69=70=72
垢版 |
2010/11/06(土) 20:45:04
いまさらですが、いつごろの人かと調べてみました。

勝海舟(1823 文政6 - 1899 明治32)

ゆうに100年は超えてますね。でも、今のことみたい。

このへんで、ぼつぼつ、 >>81 の続きに戻りましょう。
0085(68=) 69=70=72
垢版 |
2010/11/07(日) 12:13:37
( >>81 から続く )

メディアが発達して、床屋の政談も、お三の喧嘩も、目の前に見え、自分も
自由に参加できるのはいいこと。2ch は最高。タグチもSQCも素人に
わかるようにしたい。何と言っても 「わかりやすく」 なくては ・・・

タグチについては、タグチの文章(=哲学)の技術・経営・思想の議論と
タグチの数式とはまったく別のものと考える必要があります。

タグチ哲学は社会の道理を説きますから、タグチでない哲学とも一致。別に
タグチと言わなくって十分。言えば自分もわからずタグチを宣伝するだけ。

タグチ数理の基本は代数的・解析的・非統計的・非確率的ですから、まず、
その数式で DrT. が言おうとしたことを明確に理解する必要があります。

きちんと調べてみると、それは、SQCとは関係がありません。その内容は
小・中・高・大学初年級の算数・数学を延長して容易に理解できます。

.                             (続く)
0086(68=) 69=70=72
垢版 |
2010/11/07(日) 12:15:05
(続き)

ただ、タグチの数式の十分な整理が必要です。タグチ哲学もSQCも、一度、
完全に棚上げして、小・中・高・大学初年級の算数・数学だけをたよりに、
タグチの数式をよく読みなおし、 DrT. が数式で言おうとしたことを明確に
理解します。でも、実行の手間・日間は大変。そこで 「私」 の実行結果の
御利用を夢見てますが、今のところ、人の通らない裏道ですから ・・・

最近、わかって驚ろきましたが、測定値がブラウン運動で拡散して、
拡散幅がスモルコフスキーの式で増す、というタグチ・オンライン模型の
基本は、製品誤差・測定誤差がスモルコフスキーの式で増す、という仮定
だけであり、結局、確率過程も確率分布も関係がない。単に、一つの
確定的な関数関係を、先験的な模型として、仮定したに過ぎない。

これが真実であれば、タグチ・オンライン模型も、もっと簡単な定式化が
可能になります。こういう整理がタグチを使いやすくすると思います。

.                  (ここで、一先ず、終わります)
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