005942 := 18=17=...=14=13
2010/10/25(月) 06:27:14本質的な御吟味を有難うございます。
頂戴したお問い掛け >>58 だけでも内容は多面的、しかも、妥当で驚ろかされました。
58.1 数理部分(>>38,39)はEXCELや専用ソフトに任せ、構想部分(>>38,39)に精力を傾ける、
入り口が構想、数理は道具 − 現場としては当然の姿で、悪いとは思いませんが、
問題は入り口がそのままタグチメソッドへの入り口に限定されること。
構想の目的は、あくまでも、企業現場の実務課題を解決することにあるはず。
タグチを使う使わないにかかわらず共通のもの。タグチの独占するものではない。
数理も、タグチだろうとなかろうと道具、タグチに限定する必要はない。
58.2 タグチの数理(A)は、応答関数が主効果だけに分解されると仮定して、実験数を
大幅に減らし、探索実験を短期間に実行しますが、これが有効なのは、すなわち、
成功するのは、対象とした実務課題の内部構造が主効果仮定を満足する場合。
厳密でなくても、近似的にでも、主効果仮定を満足すればいい、のですが、それは
あくまでも、相手 (=外界) 、すなわち、実務課題の内部構造しだい。
確認実験で判断するほかなく、当然、失敗の場合もあります。
58.3 最大の問題は、実は、確認実験の成功のあとで、その成功とはまったく別に、
実務課題の解決そのものの成功/失敗の判断を、タグチの内輪ではなく、実務課題の
専門分野の専門担当者に判断してもらう必要があることです。
これまでの成功例の数多くは、タグチの内輪だけで、確認実験の成功だけを報告して
いますが、専門分野から見た一般性まで考えた成功例にはなっていませんね。