(続き)

8.その面(数理でないところ)はタグチと関係あるのか、ないのか?
  タグチが問題の最大の根源とは、具体的にどのようなものか
  − 1. 小・中・高等学校の算数を手直しだけで十分なのはタグチの数理部分を身につける
  勉強についてですが、タグチの数理を企業の課題に応用する訓練 (=小・中・高等学校の
  算数では 「応用問題」 と言われている部分の訓練) は実務課題の中で生まれる例題に
  タグチの数理部分をあてはめて使ってみて実務課題を解決するほかありません。

  2. その場合に必要となるのは、タグチの数理部分の素養 (=小・中・高等学校の算数で
  は 「計算問題」 と言われている部分の素養) は当然、しかし、それだけではなく、
  その実務課題の生まれた背景にある実務の知識・技能・経験です。

  3. それは企業内・現場内での先輩から後輩へ脈々と受け継がれる歴史の総体でもあります。
  その歴史を前進させるために実務課題が生まれ、それは、企業・現場の意思で解決されます。
  ほかに解決の原動力はありません。それは個別の企業・個別の現場でそれぞれに異なるので
  あり、解決にタグチの数理部分を使うことが必要か、また、どう使うかはつぎの話です。

  4. そこのところを無視し、しかも、タグチの数理部分 (=小・中・高等学校の算数で
  は 「計算問題」 と言われている部分) を無視し、ろくに教えることもなく、まったく、
  関係もない、よその企業・よその現場の実務課題を、直接、受講者にぶつける。
  それがこれまでのタグチ教育です。その無理難題に 「私」 は腹が立ってきます。