タグチメソッドからどんな結果が生まれるか
いくつもあった <2ch> タグチ関連スレ。その不滅の価値は
素朴な疑問をまじめに正面から議論できたこと。それが kamome 事故で壊滅の危機。
品質工学やタグチメソッドをぐぐって出てくるサイトの絶対多数は親タグチ。
その中で、反タグチも排除せず、厳正中立だったのが <2ch> タグチ関連スレ。
ライブスレとしての復旧が遅れており、当面の自由な情報交換のため、
タグチの重要拠点である材料・物性分野にこの暫定スレを立て、しばらくは、
そのほかの範囲も視野に入れて柔軟に対応。親タグチも、反タグチも、マターリと。 (続き)
1.
数式への期待や理想が高すぎる。
原理・原則の数式を完全に再現することはできない。
論文や教科書には理想状態と書いてある。
1a.
現実世界が理想状態ではないのは明白。
数式を信じないと言い切るのは乱暴。
単純な数式ほど再現ができない。 (続き)
2.
数式があれば目安を立てることができる。
制御因子の候補や、誤差を物理量として捕らえれば何がどこに効きそうかの一つの手がかりに。
数式の再現精度よりもそちらの方が重要。
2a.
数式が好きであれば、数式で表現しきれないものの本質は見えている。
それが数式の矛盾であり「研究」だから、誤差を取り扱うことが気がかりになる。 (続き)
3.
品質工学は「工学(技術)」だから数式の矛盾(原理原則そのもの)を論じるのは筋が違う。
研究は技術者がするべきものではない。
明確な矛盾がある原理原則を使って開発をしてはならないのでは?
3a.
強引に品質工学を適用するのは品質工学が何にでも使えると錯覚させた人の問題。
タグチメソッドそのものを否定する問題ではない。
人(伝道者)の問題であり、手法の問題でない。