タグチメソッドからどんな結果が生まれるか
いくつもあった <2ch> タグチ関連スレ。その不滅の価値は
素朴な疑問をまじめに正面から議論できたこと。それが kamome 事故で壊滅の危機。
品質工学やタグチメソッドをぐぐって出てくるサイトの絶対多数は親タグチ。
その中で、反タグチも排除せず、厳正中立だったのが <2ch> タグチ関連スレ。
ライブスレとしての復旧が遅れており、当面の自由な情報交換のため、
タグチの重要拠点である材料・物性分野にこの暫定スレを立て、しばらくは、
そのほかの範囲も視野に入れて柔軟に対応。親タグチも、反タグチも、マターリと。 まずは、手持ちの過去ログの複写ファイルから元スレの最初のカキコをコピペ
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/material/986224705/1
タグチメソッド材料研究室へ忍び寄る /1 スラッシュ後の番号は書き込み番号・以下同じ
> 1 :ARK1:2001/04/03(火) 00:18
> 私の後輩は金属材料の問題を強制的にタグチメソッドを
> 手法にして問題解決しろと言われています。以前材料工学
> において、タグチメソッドを適用し、だめだと思い、以前
> からやめとけと言ったのに、上司に言われて混迷に入り込
> んでいるようです。
> たしかに有効な場合もあるのですが、成分的な解析には
> 不向きと実感しています。非線型性をノイズとあつかうこ
> の手法に材料関係の方どう思います?たしかに田口先生の
> 哲学と戦略には敬意を感じていますが、物質を化合する場
> 合この手法に限界があるのではと感じます。
この事情は今もほとんどかわっていないと思いますがどうでしょう? >>2 で列挙した7スレは真に学問スレというにふさわしかった。
>>3 の元スレ < タグチメソッドついに材料研究室へ忍び寄る > も、
もちろん、そう。筋目も正しく、格調の高い学問スレだった。
現行のこのスレ < タグチメソッドからどんな結果が生まれるか > は、
そういう学問スレではなく、暫定スレ = 雑談スレ てこと。
廃墟に立てた間に合わせ。それでも、情報交換には必要なスレ。ただし、
タグチメソッドが終わりに近づき、 >>2 の7スレも、壊滅直前は
活発ではなかった。この暫定スレもその傾向は受け継ぐだろう。
あわてず、ゆっくり、ときどき、いろいろ、御覧、そして、お使いを。 タグチをめぐる2つの立場: まずは、タグチを十分に理解せよ
タグチだから何でもできるはず − 親タグチの立場
タグチだから何もできないはず − 反タグチの立場
どっちでもいいが、タグチを理解せずに騒わぐのは最低・最悪
わからなかったら忘れろ、ほっておけ、誰も決してひまぢゃない >>6 の大会開催案内
第3回品質工学技術戦略研究発表大会 開催のお知らせ
品質工学における技術戦略を問う
2010年11月19日(金)1000−1700(受付開始 0930)(懇親会 1715-)
星陵會舘ホール(東京都千代田区永田町 2-16-2) >>6 >>7 とはまったく別の、すでに、先日、終わった行事だが
掲示板 http://www2.ezbbs.net/12/kazz/ の発言 4580-4581 で
Kazz師によるまとめと講評が部分的に書かれており、紹介。
第8回 関西品質工学シンポジウム―「品質工学の本質に迫る」―
2010年10月8日(金) ヴィアーレ大阪 大阪市中央区安土町3−1−3
主催:滋賀県品質工学研究会・京都品質工学研究会・関西品質工学研究会
協賛:財団法人 日本規格協会関西支部
この >>6 >>7 >>8 >>9-11 を通してよく見ると、現在の様子がかなりわかる。
Kazz師の板 http://www2.ezbbs.net/12/kazz/ の発言 4580-4581 も必読。
QES副会長を退任後、冴えを失ない、気になるが、捲土重来を期待。 >>8 の第8回関西品質工学シンポジウムのプログラム
1030−1035 (開会挨拶)関西品質工学研究会
1035−1200 (特別講演)「品質工学の企業での活用〜海外での状況も交えて〜」
有限会社アイテックインターナショナル 社長 井上 清和
1300−1400 (招待事例)「トヨタ自動車における品質工学の取り組み」
トヨタ自動車株式会社 小杉 敬彦 (続き)
1400−1440 (事例発表1)「スプレーの樹脂詰まり改善」
サンスター株式会社 米谷 明雄
1440−1520 (事例発表2)「シリコンオイル乳化工程の検討」
株式会社ネオス 高橋 信行
1535−1615 (事例発表3)「T法による光ケーブルの耐蝉(せみ?)性評価」
タツタ電線株式会社 鈴木 祥充
1615−1655 (事例発表4)「ガスタービンプラントの異常予兆検知」
三菱重工業株式会社 三上 尚高 (続き)
1655−1730 (まとめと講評)
関西品質工学研究会 顧問 原 和彦
1730−1735 (閉会挨拶)関西品質工学研究会
1800−2000 (懇親会)関西品質工学研究会 >タグチメソッドからどんな結果が生まれるか
人間不信だと思います。
品質工学の中身は良いけど、語る先生方の人間性に問題があると思います。
なぜ、肯定派も否定派も上から目線なのでしょう。
上の書き込みもなんだかとても偉そうですよね。
品質工学は相手を圧倒するための対人スキルだったのでしょうか。 >>12
む、・・・ 同意します。
数少なくかぎりなく孤立に近い否定派である 「私」 がタグチに粘着しているのは
1.どういうものか、すんなり、わかりたい
2.わかったら、世間に、結果を伝えたい
という2つの欲望からですが、 「上から目線」 とお感じとすれば、問題は 「2」 でしょうね。
それとも、まだ 「1」 が不十分で 「2」 なんてとんでもない、ってことでしょうか?
肯定派について 「私」 が気にするのは >>5 の点です。本質がきちんとわかりさえすれば、
かりに 「上から目線」 も気にならず、笑って済ませるというのが 「私」 の気持ちです。
よく考えて自戒しますが、ぜひ、いろいろ、お叱りなど、勝手ながら、お願いいたします。 >>13 に関連して、なぜ、孤立してまで、否定派か、少し、補足させてください。
否定派として、なぜ、タグチを信じないか?実は、数式というものを信じないからです。
完全気体の状態方程式、すなわち、ボイル・シャールの式はとても単純ですが、
実在気体の状態は表わしきれず、実データを測定して状態曲線図を描がきます。
そういう例をいろいろ見て、数式ほど、あてにならないものはない、と実感しています。
単純な数式を使う点で、タグチも、実在には合わないだろうな、と思うのです。
賛成派の皆様は、そういう御経験は少なく、逆に、数式を単純に信頼なさる、とくに、
タグチは数式のかたまりで信頼できるに決まってるとお考えの方が多いですね。
わからないから有難がる、材料系・化学系の御専門の方にそういう方が多く、品質工学の
厚い支持層=賛成派となっています。否定派の存在なんて信じられないでしょうね。
否定派と賛成派との意識のこの差は大きく混乱は当然、と思いますが、ただ、どちらから
入っても実在は一つですから、最終結論は一致するはず、それは救いですね。
その最終結論に到達するためには実在を注意深く観察するほか無いと思っています。