児童ポルノ規制で有名な高市早苗総務大臣、以前から通称使用の拡大(夫婦別姓に準じる例の改正案)を推進しましたが、実際問題、C案相当であっても反対意見が多く、未だ実現していない様です。

・夫婦別姓:高市氏「通称併記で」 自民党内の論議開始へ(2013/03)
自民党の高市早苗政調会長は18日、結婚後もそれぞれの姓を名乗れるようにする「夫婦別姓」について「通称名の使用が認められる形で十分と考えている」と述べ、希望すれば通称(旧姓)を免許証など公文書に併記することを認める民法改正などに向け、党内論議
を始める意向
http://newschina.jchere.com/newsdetail-id-2358767.htm#.VE9tkJUcRcw

・自民 旧姓使用の拡大検討へ(2013/03)
自民党は、戸籍上、別姓を認めることについては、依然として慎重な意見が根強いことを踏まえて見送るものの、女性の社会進出が進んで結婚後も旧姓で仕事を続ける人が増えているとして、旧姓を使えるケースを増やすための法改正を検討することになりました。
具体的には、党の「女性活力特別委員会」などで、運転免許証や健康保険証に旧姓を併記できるようにすることなどを検討することにしています。
ただ党内には、「旧姓の使用を拡大しすぎると、家族の絆が薄れかねない」などと慎重な意見もあることから、どの程度まで旧姓の使用を認めるのか、慎重に議論される見通しです。
http://blog.goo.ne.jp/worldnote/e/0b2ad7d7f44350b537a837c81a24481b

・選択的夫婦別姓、通称使用の拡大(高市早苗総務大臣会見:2014/09)
問: 朝日新聞の藤原と申します。
すみません、ちょっと所管外で大変恐縮なのですけれども、先日、松島法務大臣が閣議後の会見の中で、選択的夫婦別姓あるいは通称使用の拡大について、前向きな御意向を示されておりましたけれども、やはり女性が社会進出する中で、名前が変わってしまうという
ことの不便さというのがあると思うのですけれども、女性閣僚のお一人として御所見をお伺いできればと思います。
答: すみません、松島法務大臣の記者会見を私は拝読・拝見いたしておりませんので、どのようにおっしゃったのか分かりませんが、私自身は本籍が山本早苗でございます。
夫婦同姓の状況、つまり、戸籍上夫婦・親子同姓であるという選択をいたしております。
 他方、国会議員として立候補をする場合に、これも届出をしなければならないのですけれども、例えば、芸名、ペンネーム、旧姓などを使用するという届出をいたしまして、高市を通称名にいたしております。
 現在のところ、戸籍上の夫婦同姓ということにつきまして、私自身は不便を感じたことはございませんが、過去の一国会議員としての議員立法活動の中で、いわゆる旧姓を使用する場合に、公的な文書等におきまして併記をしていただくことを可能にする内容の議員
立法を作成いたしました。
これは、党内の手続が終わっておりませんので、法務部会で審議をされた後、提出には至っておりません。
 例えば、パスポートで、私の場合は山本・高市・早苗という併記が可能でございますし、昔と違いまして、今は女性の方であれ、男性の方であれ、希望して手続をすれば、外務省ではそのような対応が可能でございます。
他方、運転免許証なども含めて、まだそういった形になっていないものもございますので、できるだけ多くの事業者が通称名として旧姓を使用する女性に対して理解を示すことと、それから、また、公的な文書等において併記を可能とするような議員立法を作りました。
私の一女性としての考え方といたしましては、以上に尽きます。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/kaiken/01koho01_02000321.html