オレの前に立ちふさがったのは、旧統一教会の信者達だった。まさかホワイトルームとも関係しているとはな。しかしここで引き下がるわけにはいかないんだ。「お前たちこそ邪魔だ!どけ!」
信者たちを跳ね除けながら前へ進む。だが多勢に無勢、どんどん追い詰められていく。まずいな……。
『何を手間取っている』
携帯から男の声が聞こえてきた。その声を聞いた瞬間、オレの中で何かが切り替わった。そして同時に理解した。この先に待ち受けているものの存在を。