法務大臣閣議後記者会見の概要
令和5年10月17日(火)
https://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00454.html

公証人による定款認証の見直しに関する質疑について

【記者】
株式会社の定款申請から認定までについて、オンライン活用の幅を広げられないか有識者会議を開いて
検討することになっていますが、オンライン活用をする意義や期待、今後のスケジュールを教えてください。

【大臣】
今月11日に政府全体の取組として、デジタル行財政改革会議が立ち上がりまして、また開催されまして、
その中で岸田総理から各関係閣僚に指示が下りたわけであります。
法務大臣の私にも、公証人による定款認証の見直しを行うように、という指示がありました。
ちょっとその部分の総理のお言葉を御紹介しますと、途中からですけれど、
「この社会変革を進める上でスタートアップの活用、これも重要です。
システム調達におけるスタートアップの参入機会の拡大を進めてまいります。
これについては小泉大臣に、是非、創業環境の改善のため、公証人による定款認証の見直しをお願いいたします。」、
こういう指示を頂きましたので、もうこれは何としても前へ進めたい、進めなければいけない。
そういう思いで事務方のほうに、できる限り早期にでき得る限り幅広く検討して、
この総理の指示にしっかり応えられる方針を出そうと。
そういう検討作業を始めているところであります。
中身については、まだ本当に鋭意やっているところでありますので、こうだということは申し上げられませんが、
今、御質問あったオンラインの活用というのは、今、舞台がデジタル行(財)政改革ですからね。
当然、オンラインの活用というのは視野に入ってきます。
重要な要素として視野には入ってきます。
具体的にそれをどうするかは、もうちょっと我々の検討を深めた上で、
道筋が見えたところで御説明したいというふうに思っていますが、
スタートアップの企業が、なかなか定款を認証してもらうのに時間が掛かる、
スピードが勝負の世界で数か月掛かるみたいな、そういう御批判もありましたので、
思い切ってそれを短縮するということを含めて、今、検討を進めておりますので、
また遠からず御説明できる機会が来ると思います。