【兵庫】賽銭箱を蹴り破壊する外国籍の男
『神様はアッラーしかいない』と参拝者に発言

【2023年5月26日】

兵庫県神戸市垂水区にある瑞丘八幡神社で2023年5月3日の午前9時30分頃、
賽銭箱など3か所が男に破壊される事件が発生した。
神社に設置された防犯カメラには、境内に現れた黄色い服を着た男が、
置いてある賽銭箱を蹴る様子が映し出されていた。
また別の防犯カメラには、手水舎にある竹筒を引きちぎる様子や、
別の賽銭箱の上にあった木箱を地面に叩きつける様子も映っていた。

さらに、神社の宮司によると、男は参拝客に対して

「(神様は)イスラム教のアッラーしかいないから、
ここに神様はいない。だからここで祈るな」

と発言したという。

男はアフリカ・ガンビア国籍で垂水区に住む無職で、器物損壊の容疑で逮捕された。
男は警察の調べに対し「違法な逮捕で何も言うことはありません」と供述している。
また、この男は事件直後に近くの池姫地蔵尊にある地蔵菩薩を破壊した疑いでも逮捕されている。

この事件を受けて日本ムスリム協会は同月24日に声明を発表し、
イスラム教の聖典であるクルアーンの一節を引用した上で、
犯行について「宗教的観点から見ても誤った行為」などと非難した。