問題はどこであれ、その様な超自然的な存在が竹筒の中に入っていて人間の生活に益を齎す仕組みが分かりません
誰がどのようにその竹筒に霊狐とされる使役可能な霊魂を入れるのか
そのシステムが不可解です

また民間の俗信にも色々尾ひれが付いて、イズナ使いは使ってるイズナが次第に言うことを聞かなくなり
中仕切りを取るように耳のそばでしつこく話すので、言うとおりにするとこの霊魂は途端に増殖するとされます
増殖すると困るのは食事で、イズナ使いの胃の中にイズナの魂魄が入っておりイズナ使いが食事をすると
胃の中で待ち構えているイズナがすべて食い尽くしてしまうそうです
そしてイズナ使い自身は栄養が摂れなくなり、見る間に痩せ細っていき、最期は食事が入ってこないと
イズナ使いの内臓を食い出し、イズナ使いが死ぬとカンディルのように腹を食い破って外に飛び出して
どこかに行ってしまうそうです