大日如来は、久遠実成の三身即一の仏が迹を垂れた「仮の法身仏」にすぎない。
真言宗は、法華経の一念三千の法門を盗み取って、大日経にも一念三千があると
主張しているが、一念三千の基盤である「二乗作仏・久遠実成」は、
法華経にのみ説かれ、大日経にはないのである。

大日経は、天台の五時八教の中の方等部に入る権教である。
その権教の中でも、小乗を交えた低い大乗教にすぎない。
法華経が純一円教なのに対し、大日経には蔵通別円の四教が含まれ、
とくに戒では、小乗戒が説かれている。
よって、(単なる誹謗でなく)真言宗は邪宗なのである。