大河ドラマ『平清盛』に出てこられる鳥羽上皇(とばじょうこう)、この方こそ融通念仏宗の宗祖・良忍上人(りょうにんしょうにん)を支持された方です。
良忍上人を宮中に召されて融通念仏の教えを聞かれ、鉦を下賜されました。

また勅願を下したまいて摂津の平野に大念仏寺を建立されました。

当時、鳥羽上皇は天皇の位を崇徳天皇に譲ることを強要され、鬱屈した日々を送られていました。
しかも崇徳天皇は実の子ではなく祖父の白河法皇の子供ではないか?とされている子供でありました。
鳥羽上皇が崇徳天皇のことを「叔父子(おじご)」と呼んだと歴史書の「古事談」には書かれています。
この様な状況の中で鳥羽上皇の心の支えとなったのが良忍上人の教えでした。
良忍上人の登場シーンがあるかな?と期待して見ておりましたが、今のところありません。残念です。