ヤフオクの有名所はこのへん、興味持った人が増えて張り切ってしまった
値付けは適当というか下限は気長にチェックしてたらこれくらいで落札されてることもあるよ程度

・Friodur(Henckels)
2000〜5000円前後、まとめ売りが多いので単品で安いのは意外と少ないかも
ステンレスなので使いやすいし切れ味も悪くないけど炭素鋼と比べると爽快感に欠ける感じ
ebayだと末尾にVが付いたベタ刃のモデルや、炭素鋼もある

・谷藤(CAPE他)
2000〜3000円
日本の西洋剃刀界隈では一番貢献した凄い人だけど
いろんなブランドで剃刀作りすぎてオクではありがたみが無い
単品で売られてることもほとんど無いのでまとめ売りの中に入ってる感じ

・Firalmonica 13
5000〜10000円
20世紀末まで作られてたスペインの剃刀、鋭い切れ味とスカっとした剃り味で個人的に最強だと思ってる
まとめ売りの中に1本混ざってるみたいなケースが多い
国内で流通してるのはほとんどが6/8インチの13シリーズなので大きい14が欲しい場合はebayで
そういや美品と見せかけて刃元を斜めにちょん切ったFiralmonica2本とも落札されてたね、可哀想に

・岩崎 炭素鋼
10000〜20000円
横書きで「岩崎」と書いてあるやつ、仕上げをした人や会社の名前が一緒に入ってたりする(上条とかトキワとか)
これもFilarmonicaと同様にスカっとした剃り味で快適だけど岩崎のネームバリューで高い
この辺から代行・転売組が本格参戦してくるので意味わからん値付けになったりする
横書きの岩崎を3万超えで落札してる人を見たら笑ってあげよう

・R.SAITO SK-1、SK-2、SK-3
10000〜20000円
斎藤さんが頬のコケた人のために作った湾曲した剃刀
湾曲だけならシェフィールドの古い剃刀もそうだけど、湾曲してるのにberryがあるFullHollowGroundは非常に珍しい
SK-3が一番湾曲してて単純に使いづらい、剃り味は意外と良い
砥ぎもそんなに大変ではないけど革砥は気を使う

・上条(上條)
15000〜50000円
(全部では無いが)ベタ刃の国産西洋剃刀
発売当時は後述の岩崎玉鋼の6倍の値段だったらしい
ベタ刃らしい鈍重なゾリゾリした剃り心地だけどお肌に優しく切れ味もそんな悪くない
シェフィールドの1800年代のベタ刃より圧倒的に品質が安定してる感じ

・岩崎 玉鋼
30000〜150000円
縦書きで「岩崎」と書いてあるやつ
日本刀と同じ玉鋼で作った剃刀!侍!的なネームバリューで外人に大人気な代行と転売屋のおもちゃ
初代が作ったのと二代目が作ったのがあるけど二代目の作った方が高い傾向がある気がする(どこからが二代目作なのか知らない)
ミント品が20万で落札されたのは見たことある
硬度が割とピンキリなので個体差も大きそうだけど自分のは硬すぎて切れ味いいけどチリチリとした感じであまり剃り味良くない