一人で山に入っていた時、夜暇過ぎて、ナイフと枯れ木に投げていた。
ボーとしながら投げては抜き投げては抜きをやってた時、いきなり顔面に向かって、跳ね返ってきた。
とっさに左手を出しうけとめたが、運悪く切っ先、手のひらを貫通した。ちょっとだが。
夜、下山も出来ない所だったから、やせ我慢にランボーのテーマを口ずさみながら、firstエイドキットに入れていた、糸付き針で縫った。
ナイフより、針の方が痛かった。

15年ぐらい経つのだが、未だに梅雨時、左手の中指が微かにしびれる。