1 いきなりの業績が急降下した大きな原因は大量出店。
出店を加速するため、出店地域の人口を調査しないなど商圏調査が不十分だった。
特に郊外の店舗では、車で来店するため商圏が広いにもかかわらず出店に邁進。
家賃が低いため、店舗が近くて問題ないと考えていたが、結果として店舗同士で客を
奪い合う事態が発生した。

2 所得水準が低い地方には高価な価格設定も仇となった。当初は1グラムあたり5円だった
リブロースステーキは現在6.9円まで値上がりしている。いきなり300グラム以上を推奨して
いるが、その場合、ステーキだけで2000円を超えてしまう。
割安なランチの時間帯に行く顧客が多く、広い時間帯で顧客を獲得できない。

3 キャンペーンの乱発で、2018年には57.1%の原価率が2019年1〜9月には58.9%に上昇。
原価率だけでなく「店舗数増加による従業員数の増加」のため2019年1〜9月の増収額は前年
同期比で68億円だが、同期間の「販管費は前年同期比で44億円も増加」した。