問1 新型コロナウイルス感染症に関して、どのような取り組みを行っているのですか。
 ワクチン接種、検査、治療薬等の普及による予防、発見から早期治療までの流れをさらに強化するとともに、最悪の事態を想定した対応を進めております。
 具体的には、デルタ株への置き換わり等による令和3年夏のピーク時における急速な感染拡大に学び、今後、感染力が2倍(若年者のワクチン接種が70%まで進展し、それ以外の条件が令和3年夏と同一である場合と比較し、新たな変異株の流行や生活行動の変化等による、「令和3年夏の実質2倍程度の感染拡大が起こるような状況」)となった場合にも対応できるよう、医療提供体制の強化、ワクチン接種の促進、治療薬の確保を進めています。
 こうした取組により、重症化する患者数が抑制され、病床ひっ迫がこれまでより生じにくくなれば、感染拡大が生じても、国民の命と健康を損なう事態を回避することが可能となります。感染リスクを引き下げながら経済社会活動の継続を可能とする新たな日常の実現を図ります。
 その上で、感染力が2倍を大きく超え、例えば感染力が3倍となり、医療がひっ迫するなど、それ以上の感染拡大が生じた場合には、強い行動制限を機動的に国民に求めるとともに、国の責任において、コロナ以外の通常医療の制限の下、緊急的な病床等を確保するための具体的措置を講じます。