>>317
ノコギリクワガタが大型亜種と小型亜種に分岐する過渡期にあるとして、考えてみたい。
ここで想定するのは、エラフスとトルンカートゥスみたいな関係
大型亜種は全体的に大きい体長分布を示し、その中に原歯、両歯、先歯が入っている
小型亜種は全体的に小さい中で原歯、両歯、先歯が出現する
時が経つと生殖隔離が成立し完全な別種に分化する。
自然選択淘汰だと環境の変遷に依存し、種分化が行われるにしても大変膨大な時間と世代交代がかかると想定される
その間に、氷河期と間氷期も関わってきそうだし。
人為選択淘汰が働いた場合は、極端な性質の個体をピックアップして、恣意的な人為関与が為され短期間、数世代で大きさ太さ、姿形がノコギリクワガタの種内で変化して見た目上大きな変化が見て取れる可能性があるな
それが、個体変異を強調された品種にあたるのか、遺伝子変異を促した亜種、別種にあたるのかは判断が難しい
人も犬もすべて同一種で括られてるからさ

エラフスとトルンカートゥスの関係が更に時が過ぎて地質年代を経過していった時
片方が衰退絶滅し、片方が残るって事はあると思う。形の似通った大型種と小型種…
そうした例が世界のクワガタを見廻したら結構あると思ってる
単純に形が似ているが大きさが異なる、直接の類縁は度外視しておく…。

 アンタエウスオオ↔ツノボソオオ
  パラワンヒラタ↔ツシマヒラタ
   ユーロミヤマ↔シセンミヤマ
シェンクリングオオ↔コクワガタ
 アルキデスヒラタ↔タウルスヒラタ

似てると思うんだけどね
あと、キクロマトスとオドントラビスはもう似たか寄ったかな見た目の別種が混在してて本当カオスな様相を呈する

クワガタは進化や分化を考察するにはとても興味深い…
なんだか車の進化、メーカー毎の変遷、スポーツカーみたいな車種の分化進化にも似てる気がする、ユーザーのニーズや流行、技術革新に応じて変化し、似たか寄ったかが出てきたり、見た目一緒で中身が違うとかさw