>>243
なるほど聡明な意見をありがとう
俺は少し浪漫が残る方向で考えたい
アフリカの野生ライオンにごく稀にホワイトライオンが誕生する、アルビノでは無く氷河期に白い体毛で適応していた遺伝子が劣性遺伝しながら現在まで残り、時折発現する。
これも完全に喪失した個体群と、ホワイトライオンを生み出す個体群に別れており局地的に残存する個体群のみから稀にホワイトライオンが出現する。
また、虫研の吉田所長が良く特別な個体についてビークワでも言及してたけど
極太や特大になった特別な素質を発現した個体をピックアップして解説しているね。
大体は決まった枠の中での形質発現に収まるが、時折枠をはみ出した超特大や極太も出現するのは間違いない。

オオクワも棲息地が分断されず多様な遺伝子交流が為されていた頃なら、超特大になるグランから引き継いだ因子を劣性遺伝で隠し持っていた個体が全国に普遍的に紛れていたと思う。

棲息地が分断孤立化した現在、能勢などで奇跡的に因子を保持した個体群が残っていたのかもしれないね。

あと、オオクワは2年1化1越しを基準に3年で世代交代すると見積もったが、長命な為、成虫になってからも4年前後は生きると思う。
うちで飼ってるワイルド♀も捕まえてから4シーズン目の現在、元気でゼリーを食べている。
この個体が卵で生み出されたのは、捕まえた年に蛹室を脱出した新成虫だったとして、逆算すると2016年。オオクワの世代交代はカブトムシの1年1化に比べたら遥かに緩慢となる。
この事を加味するとオオクワの世代交代は早い組でサイクル3年毎、遅い組ではサイクルに7年かかる。
逆に小型個体が1年1化1越しで出現する場合もあるだろうから、世代交代サイクル2年の組み合わせもありそう。
最長サイクル組の中からは、世代交代が更に緩慢となる事でグランの因子を保守的に保存してたグループも有るかもね

まあ大型ドルクスとしては限界まで棲息地を北上してギリギリ生存してるのだろうし
分断孤立化で矮小化、近親相姦もあったろう

種の寿命としては1.5万年は、生まれたての新しい若い物だと思う。
日本の環境に適応して今のサイズとなっているが、最適な環境、最適な血統が統合されればグラン並に巨大化する可能性をいまだ秘めていると考えている。

シーラカンスが3億年、殆ど形態を変えずにいる事を鑑みると、種の恒常性が非常に強固である事は同意。