>>220
ミヤマクワガタは同一の親から生まれた幼虫でも、育った環境履歴、つまり温度変化の履歴によって形が変わってくる好例だね。

クワガタムシはこれが顕著
形が似ているから近縁とは限らない(ホペイ↔ビノ)
形が異なるから類縁も遠い…とは限らない(グラン、タイワン↔ビノ)
てのは言えると思う。

ホペイよりも更に遠いオオクワガタのご先祖はクルビデンスになるけど、彼らも同種で有りながらかなり、そう内歯の付き方なんかマチマチなんだよね、アンナン系とかトンキン系とか、え?これクルビなの?って奴。
リツェマエ(パリーオオクワガタ)もそうだし

しかし、グランディスって凄い奴だよ
記載された時は小型♂と♀だったようで、永らく真の姿を見せない謎のクワガタだったよね。
ただ、小型個体の特徴を顕しながら大型個体が途轍もない巨大な事を示唆していたので、グランディスと命名、雄壮な…雄大な…命名者の想像力と卓越した先見力も垣間見える。
何十年も謎のまま忘れ去られていたグランディスオオクワガタが、よくぞ絶滅せずに残っていたと思うし、ラオスで大型個体が見付かり
なんやこれぇ!?
って学者が調べたらグランディスオオクワガタ再発見!永らく謎の巨大クワガタのポテンシャルを示していただけの小型個体の標本のみだった、それが遂に真の姿を顕した!再発見だ!って当時はビッグニュースだったよねw
それから更に、インドやミャンマーから前胸側縁がえぐれない、かつ更なる巨大なグランディス、モリヤも見付かり亜種として記載される事に。
俺はこれこそクワガタ世界の王だと思ってる。
日本産がグランディスの系譜にあたり、10cmに迫るようなバケモノだったのなら驚愕。
驚愕の連続なのだよオオクワガタって。