日本産オオクワガタが大陸産と分岐したのは、
最終氷河期7万年〜1.5万年と言われてる
最終氷河期に南下したホペイの1群がグランディスに分化
氷河期による海退で対馬海峡が地続きの陸橋となり、短い期間、少ない個体群が日本に渡ってきた、この為日本産オオクワガタは遺伝子変異で測定しても均一、北海道、九州で比較しても温度適応に関して適応化しているものの均一。
これはホペイでは無く氷河期に分化した古グランディスであって台湾と日本に陸封されて別種となった。
これは五箇公一と小島啓司によるミトコンドリアDNA解析から示唆された事で、
朝鮮半島と日本産ビノデュロサスに近いのはグランディスでありタイワングランディスとは姉妹系統、ホペイはグランディスが分化する以前の祖先系統であり、
日本産ビノデュロサスとはワンクッション挟んだ遠縁だと云うのだ。
形はホペイとビノは似てるけどね…遺伝的には遠縁なんだと。
対馬を挟んで朝鮮半島には日本産に最も近縁なオオクワガタが分布していると推察される。
間氷期に入った現在、海峡を流木に乗って渡れるヒラタと異なり
半島産のオオクワガタが日本に継続して渡ってくる事は無いとされる

日本産ヒラタは本土産、離島毎に分化しており、来歴はオオクワガタより遥かに古い地質年代に遡るようだ。
また海峡を渡る能力があり、対馬、五島列島、九州北部など大陸からの流れ者の影響を受けやすい地域では、アゴの長い個体群が本土産と混ざっている混血
おそらく大陸→対馬は海流の関係で有る事、
だが本土→対馬→大陸は有り得ない
この一方通行によって対馬は本土の影響を受けないツシマヒラタとして独立種になったのだと思う
チョウセンヒラタも流木渡り組かもね