>>211
パラワンの以前のBE-KUWAギネスの産地がルマンゲニオンということになっていますが、ルマンゲニオンという地名は地図で探してもネットで探しても出てきませ ん。
地名検索のサイトのLで始まる地名、Rで始まる地名にルマンゲニオンに相当する英語名は出てきません。
一方、ルマンゲニオンとは別にデュマンゲニア産のパラワンというのをたまに目にします。
これについては上記のサイトの地名検索ではDumanguenaというのがあります。
パラワン島の真ん中あたりで、ブルックスポイントの北です。航空写 真で見ると、この場所は平地ですが、高い山が迫っている場所です。
以上のことから推測できるのは、ルマンゲニ オンは、おそらく間違いで、現地の採集者が口頭で語った産地をバイヤーが聞き間違えたのではないかということです。
ルマンゲニオンはデュマンゲニアの間違いだと考えて良いと思います。
keningの中矢賢一氏に問い合わせたことがありますが、中矢氏も同意見でした。

>>209
ついでに、大型血統について、私はかなりの個体数で実験を繰り返しています。
ワイルド♀48ミリ以上(最大51.5)を10頭購入し、持ち腹で産卵させ育てたところ、同じ割り出し日、同じ環境で育てても、種親の違いで、結果の違いは明確でした。
また、ワイルドの場合は、ブリードものと比べてサイズのばらつきがあるという結果も得ました。ある♀から108.0が一頭出てきました。
しかし、この個体の同腹から90ミリ個体も数頭でてきました。
うちの最有力ラインは4代以上108ミリ以上をかけあわせたものですが、このラインから102ミリ以下がでることはありません。平均で104mm前後です。
♀でも49ミリ以下はまず出ません。平均で50以上、今期最大で54.5mmまで出ています。まったく同じ飼育法で、同じ環境で育てても、普通の種親からは100ミリそこそこの個体しか出てきません。
♀も、普通の親からは45mm-48mmくらいです。結論を言いますと、「大型血統」というのは確実にあります。普通のブリード個体からギネス越えの113ミリが出ることはまずないと思います。
ワイルドをたくさん飼育すれば偶然にイレブンオーバーが飛び出してくることもないとは言えませんが、確率は相当低いのではないでしょうか。
また、ワイルドからたまたま大型が出たとしても、同腹の平均値はそれほど高くないはずです。ブリードでは大型を定着させることができます。
しかし、大型を定着させても、インブリードを続ければ、3代くらいでラインが弱体化すると思います。
だからうちでは、同腹は掛け合わせないことにしています。
長文になってしまいました。失礼。