>>333
なるほど
昆虫に於いて自家繁殖、近親交配、継続累代などは人間界では禁忌とされるが、
矮小化は起こるもののさしたりれ障害は引き起こさない
オオクワのような広く薄く、局地的に発生する種では同じ発生木で、
孤島に取り残されたような状況で何世代も子孫を繋ぐ場合も有るだろう
すると矮小化、こうなると少ない餌資源でも数を殖やし飛翔力と拡散能力がアップする。
新天地へと拡散しやすくなるのだろう…
つまり遺伝子コードに記載された生存戦略に有利になる機序、合理的な遺伝子の導きが地質年代を生き抜く上で既に備わっていたと…

一方、通常遺伝子交流する事の無い遠く隔たった地域同士を人為的に交配させた場合、
確かに大きくなる個体も現れ、遺伝子多様性を得て様々な形質を持つ個体に割れる
雑種強勢的な超個体も現れるのかもね
しかし、それは遠方に散ったオオクワガタがそれぞれの地で最適化してきた地域固有の成長サイクルや温度、飼料に適合する性質を遺伝子コードに刻み保存してきた
これをシャッフルしてしまう
適者生存の野生生物の掟の中に在って、近隣地域との遺伝子交流する事は多様性を維持していく上で、変化する環境に適応する個体を産み出す上で健全な事だったろう

人は、遠方隔地に棲まうオオクワを集めてギネス血統への挑戦をした
各地質的気候に馴染んだオオクワを混ぜる事は、出鱈目な生理を持つ人為血統と成っていき、
国内産種内雑種の飼育に留まらず…
やがては海外産亜種間交配へと。
温帯、熱帯、育成飼料も菌種も全く異なる生理を持つオオクワ、グラン、ホペイ、台湾産などの雑交は遺伝子異常を引き起こし
日本の気候に適合しない活動サイクル
不妊、脱皮不全、発達障害などへ。
雑種強勢で強壮な巨大個体を産み出す代償として雑種虚弱も引き起こす結果となっているのだろう…か?