捨てるな外国昆虫 生態系を破壊



倉敷市内で見つかったアトラスオオカブトムシ 東南アジア原産の
雄のアトラスオオカブトムシ(体長5・5センチ)が岡山県倉敷市内
の公園で見つかり、市立自然史博物館に持ち込まれた。
博物館の奥島雄一学芸員(35)は「輸入昆虫が野外に放されると、
国内の生態系を破壊し、農作物にも大きな被害を与える。
絶対に捨てないで」と警告している。

 アトラスオオカブトムシは、頭と胸に3本の角を持ち、
緑色を帯びた光沢が特徴で、日本のカブトムシより大きい。
1999年に生体の輸入が緩和され、世界の昆虫を対戦させる
ゲーム機の流行で人気が高まり、県内でも大量に販売されている。

 同市福島、有園幸子さん(60)が自宅近くの公園で見つけ、
持ち込んだ。同博物館には、3年前にも持ち込まれている。

(2005年08月20日 読売新聞)
http://osaka.yomiuri.co.jp/animal/an50820a.htm