ブラック企業が「基本給を少額」に設定する理由

https://news.yahoo.co.jp/articles/3eed3b8a7282f0ead4b267c142d9d96087fe9a6d?page=2

ブラック企業といえば、長時間労働、残業代未払い、そしてパワハラなど、法的な問題が満載だ。
なかでも従業員が「給与面に疑問を感じる」という企業は意外に多く・・・・

一方で、知ってか知らずか、そんなブラック要素たっぷりの会社で普通に働いてしまっているケースもあるため、要注意だ。

企業の募集要項でよく見る「賞与:基本給3ヵ月分」との記載だが、基本給を低くしておけば、
「昨年の賞与実績:基本給6ヵ月分」などと表現できてしまう。そこで「賞与は給与半年分か!」などと早合点してはいけないのだ。

前出のSNSの男性の場合、基本給の6ヵ月分なら賞与は60万円。
大卒サラリーマンは平均年136万円程度の賞与を手にしているのだから、
平均値の半分以下なのである。情報としては間違っていないが、あえて勘違いを狙っているかのような、悪質な表現ではないか。

基本給がベースになるものはほかにも、
残業代、休日手当、深夜手当、退職金、昇給額などがある。
ちなみに、ブラック企業とは無縁な大手企業であっても、人件費の抑制のために基本給を低めに設定しているケースは多い。