浜松市の結果が雄弁にワクチンの効果を語ってるんだよなあ。

イギリスのサーベイランスリポートでは、未接種群と接種群では行動バイアスや検査バイアスが考慮されてない生データの比較はワクチンの有効性を推定するのに使用するものではないと強調して書いてあった。

どういう事かというとバイアスが入った生データを単純に比較して未接種の方が成績がよくても未接種の方が感染しにくいという事は言えないという事。

つまり行動バイアスや検査バイアスがあるので、未接種群と接種群の感染しやすさが同じならば未接種が接種者より成績がよくなるのが普通。

反ワクってバイアスについて考察できない知能しかないからそれが分からない。

因みに俺が浜松市の10代に注目してるのはそのバイアス絡み。

というのも未接種と接種者の行動バイアスの差がもっとも低いと思われる年齢層が学校がある10代と考えられるからだ。7/29-8/4の浜松市データで10代をみるとやはり2回接種では十分ではなく3回接種でかなり成績がよくなってる。

国策としては子供にも3回接種が妥当。自分の子供に打たせるかは各親で判断せよ。

参考情報。子供で感染しやすいのは未接種です。未接種を1とした時に10代3回が0.5なので、この場3回接種より未接種は2倍感染しやすいですね。

年齢 未接種 2回接種 3回以上接種
00-09  1   0.61    0.00
10-19  1   0.87    0.50

子供は重症化しないといっても新型コロナの軽症でもインフルエンザのような炎症反応はおきる。

そしてインフルエンザでも死んでしまう子供はいるのだから、感染力鬼強のオミクロン株で高熱でて軽症から死んでしまう子供もいるだろう。

米国小児学会によるとインフルエンザで死亡した子供の割合はワクチン未接種が74%。

ワクチン打たなくても子供は死亡しないとたかを括るのは間違い。しかしレアケースである事も事実だろうから親の判断だね。

オミクロン対応ワクチンは2回以上接種者が対象なので3回目がまだの人は少し待ってオミクロン対応版にするか考えどころだね。