アジアの極東になんでも「日本」とかいう国があるそうな。
驚くべきことにここの住人のほとんどは家畜であるという。
「社畜」などという言葉もあるそうで、幸福になれなかった家畜たちが、自らを呪って「社畜」なる言葉を生み出したと言われている。

そう、ここの住民たちは幸福になる最良の人生コースは家畜になることだと幼少のころから確信し、そうした信仰心を持ち始めるらしい。
ところがこの時代、せっかく家畜として成人し中年まで生きてはみても、失望することしか経験できない住人が大量に発生してしまった。

「社畜」とは悲しい言葉には違いないの0だが、それは自分たちが家畜として死んでいくことに疑いを持ち始めたことを意味していた。

コロナがあるよ、と言えばそのまま信じる。
パンデミックだよと言えばそのままうなずく。
ワクチンうてよ、と言われればそのまま群がってワクチンをうつ。

家畜のゆくさきは、どんな国でもと殺場だ。
「社畜」たちはワクチンがと殺場だと、うすうす気づいてはいる。
しかし家畜として教練してきた本能がワクチンを拒否することができない。
2年後、何万もの家畜が道端で救急車をまちながら息絶えてゆく。

「こちら月島消防署、全員のワクチン陽性反応を確認しました」
「何名いる?」
「44」
「ちょっと多いな、焼却場に捨ててこい」