アメリカの鉄道ではよくある話だが日本では理解し難いのが「線路通行権」みたいな考え方。
先発企業一社では独占の弊害が強すぎるという考え方がやはりあるらしく、平行路線を建設したい
後発企業が政治の場でロビイスト活動を仕掛けて、先発企業の敷いた線路の運行権を獲得してしまう
という概念。線路施設はもはや社会資本だと看做すわけです。
平行して線路を敷くほどには需要が無い地域でもこれで「平行私鉄」が成立して競争原理が働く。
今も歴史的に残っている区間があると思うよ。例えばUPとBNSFで線路を共用する区間。
「私鉄同士の競争の促進」という考え方で見れば日本よりも極めて厳しい話だと思うけどなあ。