需要を嗅ぎつけたホテル業者はもちろん、デベロッパーや投資ファンドなどもホテル開発に参入。この5年間で客室は京都市内で8000室、大阪市内に至っては2万2000室以上も増加した。2019年以後も多数の開発計画が控える。
もくろみどおり、訪日外国人数は増えた。大阪府に訪れた訪日外国人は、2014年の376万人から2018年には1142万人まで伸びている。だが、ホテルはそれを上回るペースで供給されていった。「ダイワロイネットホテルズ」ブランドで
ホテルを展開する大和ハウス工業の藤沢茂夫・流通店舗事業推進部営業統括部長は、「一昨年くらいからホテル市況に陰りが見え始めた。宿泊客が減ったというよりは、ホテルが増えて競争が激化した」と話す。