土佐金(土佐錦、土佐錦魚)は、美しく反転した尾びれを最大の特徴とする、
高知県原産の金魚の品種です。

・作出過程:
琉金の突然変異説と琉金と大阪らんちゅうの交配説がありますが、
現在は後者が有力です。

・体型と規格:
琉金型の体型(キャメルバックは必要としません)で背びれを必要とし、
肉瘤と出目性は必要としません。
品種を決定づける規格は尾びれの反転です。

・体色:
赤、白、更紗が基本です。
極端に褪色が遅いため、品評会などではフナ色も認められます。
キャリコ体色と桜体色の土佐金は、それぞれキャリコ土佐金、桜土佐金と呼ばれています。

・天然記念物:
愛知の地金、島根の出雲ナンキンと並んで、県に天然記念物指定されている、
日本三大地金魚の一つに数えられています。