陸封型のチチブが淡水環境で陸封されてたなら、海水に馴化させるには時間をかけたほうがよいかと。
シマハゼなんかも淡水馴化に失敗すると割りとあっさり死ぬけど
海水馴化の場合は淡水の入った容器に魚入れて、あとは海水水槽の水を足しては容器の水を
捨ててを2〜30分おきくらいに少しずつ繰り返すんだけど
これで比重を1.000→1.020くらいまであげていくのは何時間もかかる作業になる。
ここで何らかのダメージを受けると数日後に突然死んでることもあるけど
突然の濃度低下よりも突然の濃度上昇のほうが体には負担になるみたい。
陸封型チチブの採集環境が汽水池の場合も、池の塩分濃度が常に
薄い場合はいきなり海水だと俗に言うPHショックみたいので頓死はあるかも。
基本的にはチチブ類は河口部の様に日常的に海水と淡水が
交じり合う場所以外で採集したものは淡水で飼育するのが無難かと。
チチブと一緒にウロハゼ、マハゼ、シマハゼなんかが見られる場合はやや薄めの海水。
チチブっぽいのと一緒にヨシノボリ類が取れる場合は淡水飼育が無難かな。
あとは若い個体のほうが急な塩分濃度の変化に融通が利いて
成長するにつれ融通が利かなくなってくるというのはあるような気もする。

>2cmぐらいのヌマチチブと3cmぐらいのスジエビ
お互いに丁度餌にできないサイズということで
均衡が保たれてるのかな。
ハゼがもう少し大きければエビの脱皮中や直後が狙い時になる。
小さい環境だと来年の夏にはスジエビが酸欠&高水温でへばるかも。