当時小学生だった俺に親父が数本の中古ソフトと一緒にスーファミを買ってきた
その中の1本がスト2で、説明書も何も入ってないままやってわけがわからずに
CPUに撲殺されては涙目になってる俺を見るに見かねて、
わざわざソフトを買ったゲーム屋の店員にスト2の遊びかたを改めて聞きにいったそうだ
今にして思えばそのゲーム屋の店員さんとやらも大して格ゲーは詳しくなかったんだろう
「敵のいる反対側を押し続けて、そのあと敵のいる方向と攻撃ボタンを同時に押すと技が出ますよ」
と教わったらしい親父は、俺がにぎってたコントローラーを強奪して教わったとおりに必死にコマンドを反復した
だが残念ながらそのとき親父が選んでいたのはリュウだった・・・当然タメ技のないリュウが技なんて出すわけもないのに親父は
「なんで出ないんだ?おかしいな・・・もうちょっと待ってろ!すぐにかめはめ波だしてやるからな!」なんて言っていた
結局技は出ないまま親父はゲームに腹立ててコントローラー突っ返してきたけど、
俺は←でためて→と一緒に攻撃ボタン!という言葉を胸に、ひたすらいろいろ試していた
本田が勢いよく地面と水平にすっとんで相手に頭突きかました時の衝撃は今も忘れられない。親父に見せて喜んでたっけな