> 16番のC57なんか
> 貴婦人にはほど遠い。

仰る通りで。実機とまるでかたちが違う。ご存知ない方が多いようですが。
16番蒸機の弱点がここにあります。軌間の誤差が上廻りにまで及んでしまう。
煙室とデフの位置関係が変わってしまう。
誤差を丸め込むために、縮尺をわざと大きくとっているメーカーもあります。
こうなると 1/80 に何の意味があるのか。

16番蒸機を見慣れた目には衝撃です。

RMMの何号だったか忘れましたが、C55門デフの写真が
掲載されたことがありましたね。
16番蒸機と12mm蒸機、そして実物を並べた写真。
再現性の高い12mmに比べ…
私は強く思ったものです。あぁこの手合いは二度と買うまいと。



16番蒸機は、ガニマタモデルの中でも特に設計の制約があるのですよ。
C62 あたりは、メーカー毎に大きさがバラバラだそうで。
これを多くのモデラーが知るところになったから、16番蒸機は
高価格帯を中心に衰退したのです。
16番の蒸機ファンで残っているのは、まぁ安けりゃガマンする層と、
このことを知らない層と。
親切な私は、このことを知らないモデラーに教えて差し上げようと
今日もコピぺを貼るのであります。