仮にも蒸機キットであるから、もろ手を挙げて簡単ですとは言わないが。
パーツ精度の合いがよく、各部慎重に組めば期待に応えてくれるキット。
今風のロストガリガリのキットでもない。挽物なども使われており、古風な製品でもある。
確かにフロントデッキ廻りはちょっと難しい。保持もなかなか大変だし、現代の
エッチングキットのように位置決めイッパツというわけにもいかない。
パーツ同士が近接しており、コテを当てすぎると折角組み立てた場所がバラバラと
外れ始めたりもする。当方真正面から取り組んで、なぁなんとかなりました。
古典的手法としては、低温ハンダの利用もアリですな。使わなかったけど。
蒸機キットに限らないが、真鍮キットの工作の出来の良しあしは位置決めですべて決まると
言っても過言ではない。自分の眼力を信じ、何度でもやり直す根気が勝敗を分ける。
乗工社キットは基本パーツの精度が良いので、この期待に応えてくれるというわけだ。
フロントデッキ前部中央にはカプラー取付のためのビスの頭が露出しており、これも
昔の製品であることを物語るか。当方最初はハンダで埋めようかとも考えたが、t0.3を
切り出し接着することで穴を塞ぐとともにネジ穴も生かすことにした。4mmビスで
IMONカプラーもきちんと止まってくれる。理論的にはIMONカプラー上部を0.3mm
ヤスる必要があるが、まぁそこまでしなくてもいいか。ちなみにこの製品が出た頃は
ケーディーしか出てなかったな。
またいろいろ気づき点あったら書き込みます。

>>294
ありがとうございま〜す!
ちょっとした書き込みで常識ある方かどうかたちどころにわかっちゃいますね…!