>>585
もしかして本人か?w
関東鉄道のキクハとキサハは元小田急のクハ1650(元気動車のものを除く)。台車は旧1654と1655が
省サハ19形からの流用。その他は由来不明だがいずれもイコライザの太いTR11。
したがってどれも長軸車輪を付けたもので、台車幅は外板幅に近くなる。
車体幅(この場合は外板間の幅)が2744ミリ(地方私鉄)だろうと、2800ミリ(省の電車・客車)だろうと、
短軸の台車なら奥まって見えるし、長軸もしくは標準軌の「古い」台車なら、ほとんど外板寸法近くまで出っ張るよ。
これって単純に限界との関係だから、京急だろうと国鉄だろうと同じ。比較的新しい台車は、板バネの枕バネじゃなくなったり、
台車枠が鋳鋼から鋼板溶接になったりしているから、全体に薄肉・幅狭化していて、標準軌でも少し奥まって見えるかもしれないが、
木造客車なら遠目でも短軸使用か長軸使用か位はわかるだろ。

で、件の写真の客車が佐久鉄道の木造電車形買収車かどうかの検証はどうしたの? 佐久鉄道由来だった?>all

台車の振替の可能性だが、木造客車時代のTR11は真空ブレーキ時代のものも混じるし、トラス棒の位置関係から、
台車端バリの形状と構造がロットにより異なっていて、簡単には振り替えられないだろうと思われる。
木造客車は戦災復旧しないことになったので、戦後TR11〜明治41年式台車あたりは、少なくない数が
余剰になっていただろうが、西武を始めとして私鉄に放出したり、オハ70、71に履かせたりしたので、
ホハ12000系の振替に使われたものがあったのかどうかは資料が無くてわからん。
ただ、状況証拠になってしまうが、オハ61系にすらイコライザの細いTR11を装備したものがあったので、
心皿荷重の大きいイコライザが太いタイプや12t軸を使用したTR12、荷物車用のTR13等は鋼体化改造に重用された
と考えられるので、当時老朽化していた木造車の台車履き替えに回せたとは思えない。