>>978
特に変わった技法ではなく一般的な厚板の曲げ方だと思います。

ヤスリや糸ノコで筋堀りを入れ、曲げてからハンダを流して補強はしておきます。
(a)部分に被さる耳部分のはみ出し幅は僅かなので、所定寸法より長めの帯材とし、まず長穴部分を開け、左右外側の山折り部分を曲げます。
次に耳部分を万力に挟んで谷折り部分をヤスリ持ち手の角棒等を使って押さえて、裏側から別な板材(SUSスケール等)で強引に谷折りにし、反対側クランクも同様に曲げます。
歪みはあて木(金属)等を当てて小ハンマーで修正し、長穴部分に出てしまう歪みはヤスリが必要ですが。
ハンダを流した後で、耳部分のはみ出し幅にカットします。
左右対称的にクランク状に曲げなくてはならず、曲げシロも狭く、万力のアゴが干渉する事もあるので、曲げる順番や補助具を考える必要はあります。

顔文字と言われてしまいましたので、標準的な罫線文字で左右クランク状を表現してみました。
点線…は集電板状のリン青銅バネの(a)重なり部分で、矢印↑は1.4mmビス止め位置と方向を示しています。

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少しは分かり易くなったかな。