パンナム、パンアメリカン航空のブランドは今、米北東部の田舎鉄道会社が所有している。
http://www.panamrailways.com/
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/e8/Mec_31933_08-04-2005.jpg
お年寄りには懐かしいパンナムのマークが入った貨車があるらしいのだが、田舎過ぎて数が少ない。
おまけにインターモーダルの浸透でボックスカーに出番が少ない。
北米のファンでも、見かけるとちょっと嬉しいネタとなっている。

何で北東部の鉄道が気宇壮大な、ということだけど、実は距離的にヨーロッパに一番近い。
だからこの大き過ぎるブランドを掲げる行為も、一種の伝統なのでしょう。
European and North American Railwayという冗談みたいな会社が実在した。
なんとかパシフィツク鉄道という企画倒れ会社が米中西部に数多くあるが、こちらは大西洋が間にあるのに気にしないという破格のスケールで迫る。
「京福電鉄」で京都と福井の間ガーなどと悩む島国根性が、恥ずかしい。
この地域は似たようで少し大人しい、でもローカル線には似合わない大袈裟な名前の鉄道がしばしば歴史に出てくる。

現在では航空機の航続距離が伸び、軍用では空中給油機が当たり前になって、北東部の空軍基地はほぼ消滅したようだ。
第二次大戦中は英国へ空輸される戦闘機などは当地に集結し、増槽まで燃料満タンにして、長い長い滑走路をえんやコラと離陸していったという。
それでもギリギリの航続距離という機種が多かったみたいだ。
船で運ぶとUボートに遭って全損するかもしれないので仕方がない。
冷戦時もアイスランドや北欧に最も近い米本土とあって、B52の根拠地として重要だった。
冷戦終了とともに膨大な燃料輸送が途絶え軍人家族も引き上げ、鉄道会社も潰れ再編成された。
かつて飛行機で世界と結ばれ栄えた地域の歴史を継承するための、パンナムブランドなのでしょう。冷やかされても気にしない。

鉄道模型、パンナム鉄道、格好悪いんだよネええ・・・・w(有個人差、しかし認めん
群青の濃いめの色は夜間や荒天時の視認性最悪では?
実物はライト点けっぱなしだから関係ないのか。
汚れが全く判らない色であり、実物写真見ても埃だらけに見える機関車が多い。