1960年前後、
16番国鉄ファンの夢はC62や湘南電車だったのだが、
TMSのレイアウト係りの役目をした中尾氏は、
それに対して、16番はレイアウトが重要だから、大型車は止めろ、
17m車にしろ、という立場をとっていた。

前記TMS, "レイアウトガイド" 巻頭写真の手前、p2は、
中尾氏構想の豪華二色刷りレイアウト設計図で2600mm×2600mm。
当時としては大型レイアウトだ。
「C58+17m客車」が目的
「風景もそれにふさわしいローカルカラーをもりこみたい」
「C62等の大型機+20m級も不可能ではないが.....」

つまり人気の20mは諦めて、田舎風景に精出せ、と言ってる。
私は、田舎風景に精出せすと、返って蟹股線路風景が狂想曲になる気がするのだが。
日本に16番国鉄レイアウト文化というのがあるとすれば、
最大の被害者は(この場合は大型レイアウトではあるが)摂津鉄道だと思いますね。