>>251
>車体は1/87、軌間は16.5mmというありかたもあったのでは思ったのですわ。

それは素朴に考える事でしょう。
もしそれを実行していれば、
日本の1435mm車は何の問題もなく、HO。
日本の1067mm車の内、ゲージを正しく表現したい人は、
 比較的簡単にHOn3.5ft.(12mm)に改変出来る。
日本の762mm車の内、ゲージを正しく表現したい人は、
 比較的簡単にHOn2.5ft.(9mm)に改変出来る。

しかし歴史の事実は、抜群のゲージ論を持つ山崎氏の活躍のために、
そうはならなかった、と言う事です。

山崎氏の考えはHO=1/87(米国)が既存として在るだけでなく、OO=1/76(英国)も既存として在るから、
16番規格は、英米双方に等しく親和性を持たすべき、と考えたのでしょう。
つまりOOをも重視するべきだ、と考えたのでしょう。

戦前は鉄模先進国は米国よりも英国であり、
16.5mmも英国OOのおかげで進歩した事を思えば、これはまぁ普通の考え方です。
山崎氏はOO思想には無いが、HO思想にはある優れた面を知っていたが軽視した事によります。

この差は戦後になって初めて、世界的にOOの凋落とHO凌駕、として露見したわけです。