佐野海舟の日本代表ボランチについて

▼田中碧について
「ミャンマー戦ではゲームを作る役割を担っていましたが、練習で一緒にプレーしていた時も感じたのですが、攻撃に出ていく力強さと速さがありました。ボランチがゴール前まで走り込んで仕事ができるのは、今の自分にはない部分。ゲームもコントロールできるし、ゲームも作れるし、前に出ていってゴールに絡むこともできる。自分に必要なプレーを備えている選手でした」

▼守田英正について
「守田くんは本当に何でもできる。さっきまで守備をしていたのに、もうゴール前にいるのかといったプレーが随所にありましたから。
 ビルドアップ時のつなぎの役割、その際のポジショニングに加えて、パスの質。ほかには指示も的確で、自分も動かされたというか、言われたとおりに動くと、ちゃんとうまくいくんですよね。まさに、日本代表の選手たちに感じたすべての基準の高さを示していたのが守田くんでした」

▼遠藤航について
「そこにいるだけで周りが安心していることがわかるくらいの存在感がありました。ボランチが周りを落ち着かせるとは、こういうことかというのを自分自身も感じました。
(シリア戦はベンチから見ていても)相手にやられる気がしないというか。うまくいかない時間帯も、航さんがその流れを断ち切っていた。航さんだけに限ったことではないですけど、みんながみんな、試合の大事な局面をわかっていて、その時に何をすべきかを考え、プレーを選択していました」