自身の課題を強く感じる一方で、2連勝したチームの成長も感じている。

「(チームの成長の要因は)個々がより成長している部分もあると思います。自分もそこに追いつかなきゃいけないなと思いながら、半年がんばりたいなと思います」

 と、やや自虐的に話し、囲んでいる記者陣を笑わせた。

田中の言う"半年"とは、つまり冬の移籍マーケットまでという意味。この夏の移籍がうまくいかなかったことを指している。

 ここで今回得た課題を、まずは自身が所属するデュッセルドルフで、ドイツ2部という日常のなかでいかに解決していくか──。その先にこそ、田中の目指す次の舞台が待っているはずだ。