今季セリエAで首位を快走し、チャンピオンズリーグでは決勝トーナメント1回戦1stレグでフランクフルトを2-0で撃破するなど勢いが止まらないナポリ。
強さの理由の1つに補強策のヒットがあり、最終ラインではフェネルバフチェから加えた韓国代表DFキム・ミンジェが大当たりだ。

以前からアジアでは高い評価を得ているセンターバックではあったが、その実力に改めて驚いた人も多いだろう。
190cmの高さに加え、広いスペースをカバーするだけのスピードもある。
パワー勝負でも欧州のFWたちと互角に戦うことができ、足下の技術も安定している。
弱点の少ないセンターバックだ。

先日のフランクフルト戦でも、チーム最多となる148回のボールタッチ、最多125本のパス、最多12回のデュエル勝利数、最多7回のクリア回数、最多5回のタックル成功数、空中戦勝率100%など、パーフェクトなパフォーマンスでチームの勝利に貢献(データは英『Squawka』より)。

さらに自陣からロングパスを30本も通しており、データサイト『WhoScored』によれば1試合での数字としては今季のチャンピオンズリーグで最多になるという。

チャンピオンズリーグでも安定しているとなれば、ワールドクラスDFと評価してもいいだろう。
そのインパクトは昨夏にナポリを離れたDFカリドゥ・クリバリにも負けないものがあり、この1年でキム・ミンジェの名前は世界的に有名なものとなった。