花火屋です。またまた書き込みさせて頂きます。
まずは209さんの書き込みから。ストレートな意見、結構好きかも(笑)
ぜひ、機会があればまずはバイトからでも遅くないですよ。まずは、花火の
仕事について少し書きます。花火会社は基本的に年間売上の80%以上を7月下
旬から8月の2週目くらいの間にかけて稼ぎます。逆を言いますと、それだけ
短期集中なわけで、肉体的よりも精神的に強くないといけません。私も駆け
出しの頃は、1週間に4時間くらいしか寝ないで働いてましたし、今でも平均
1日、3時間も寝れれば良いほうです。

次に210さんの質問ですが、女性のスタッフは本当に多くなりました。
男女雇用均等法の関係から、女性だから、女性だから無理と言う理屈が通用しなくなった今、
女性のスタッフは弊社でも活躍しています。一番若いスタッフでは高校新卒で
社員として働いていますし、また、バイト、特に打ち上げ専門のスタッフに至りましては、
主婦の方、OLの方が休日を利用してバイトを希望するケースもあります。
弊社は基本的に女性、男性の区別は無く、女性の方で今後、花火の仕事を考えているのであれば
いくつか考えておかなければならない事があると思います。

一番はトイレの問題。花火大会は基本的に陸地で開催するとは限りません。
台船(だいせん)と言う鉄板の船で海上花火大会などを多くやりますが、
あの船にはトイレがありません。じゃ水分を取らないで・・・と考えますが、
夏場の水分セーブは生命の危機に落ちますので危険です。
また、重労働ですし、私としては「女性だから・・・」と言う理由で逆に
差別したくないので、男性スタッフと同じ作業をしてもらいます。
このように、まだまだ男性の職場と言うイメージですが、女性らしい、女性っぽい
花火大会が出来るなどメリットもありますので、もし真剣に考えているのであれば、
この夏からバイトをして、それから考えるのも一つの方法です。

話しが長くなりますが、高校生でも花火のバイトをすることは可能です。
ただし、火薬類取締法で18歳未満の方はある程度、作業に制限がありますが、
雰囲気を味わうだけでもいいのではと思います。

また、この春より栃木県の足利にある大学に「花火学科」なる専門課程が開校します。
花火のプロを育てる学科で、そのような学校を卒業すれば就職率のアップにもつながるかも
しれません。

211の菊池さんの質問ですが、1っいくらはどのくらいの玉でしょうか?
それでは、花火の玉の種類ですが、花火は「○号」という言い方をします。
ケーキと同じで1号=3cmです。一番したのサイズは基本的には2号から、
通常の花火大会では10号まで。郊外に行きますと、15号、20号まで上がり、
最大は新潟の40号です。通常の花火大会では、特に東京を周辺とする花火大会は
4号の打ち上げがベースです。価格は様々ですが、1発6000円から8000円くらいです。
ただし、花火大会になると打上数が多いため、もちろん安くはなります。

いよいよ4月になります。弊社でも4月から花火大会が数箇所入っています。
5月、6月になれば花火大会の準備もありますし、花火会社としては最盛期の前段階、と
言ったところです。